5年前(2006年)、東京都西東京市の小学校に赴任した女性教師(当時25歳)が半年後に亡くなった(自殺)事件。
赴任直後から、保護者対応・学級運営のトラブルが続いて7月に「うつ病」の診断を受けていた・・・。
両親が「過重な職務・ストレスが原因」として行った公務災害申請に対して、2月18日、地方公務員災害補償基金都支部から『審査の結果、公務外の災害と認定・・・』の通知書が届いた。
専門医の2通の意見書:
・都支部が委嘱した医師ー職務の過重負担とうつ病発症に「明らかな因果関係があった」として、仕事が質的に重すぎた可能性、心の健康に関する職場の配慮が不十分だったと指摘。
・基金本部が委嘱した医師ー時間外勤務の少なさなどにより「因果関係はないと考えられる」。
→ 都支部は前者を「無視」して後者の見解に沿った結論を出した(審査期間3年)。

代理人・川人博弁護士ー「あまりに非科学的・・・」と。
今後は再審査請求~使用者の安全配慮義務違反も含めての「裁判」へと進む・・・? 注視していきたい。