2010年 6月の記事一覧

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10年06月28日 08時34分30秒
Posted by: wada
和田経営労務研究所
特定社会保険労務士
和 田 栄
http://www.jinsouken.jp/

社会保険庁が不祥事により解体され
今年1月から日本年金機構がスタートしました。

今までの対応の悪さを改善しようと
日本全国の地方組織から改善事例を集めて
サービスコンテストを開催したそうです(^O^)

そして、その優秀事例がこれ

「空いた相談ブースに来所者を誘導する」
「長時間待たせた来所者に『お待たせして申し訳ありません』と言う」

・・・・・。

今までしてなかったの(-""-;)

厚生労働大臣からは

「当たり前だ!」
「民間企業から見れば『何十年遅れているんだ』と言われるだろう」

なんて言われる始末(>_<)

なんか中国に進出したデパートの社員教育みたいですが
一応変わろうとしていることはよいことです(^_^)v

あとはどれだけ本気で取り組もうとするかですね!


もっとも民間だってできていない会社はたくさんあります。

ある人がこんなことを言っています。

成功の秘訣は
当たり前のことを
当たり前じゃないレベルですること!


当たり前のことを当たり前にするのって
意外に難しいのかもしれませんね。(´д`lll)
10年06月22日 09時31分50秒
Posted by: wada
中小企業の採用はほとんどが中途採用です。

当然社員には前職があるわけですが

ときどきこのキャリアが問題を起こすことがあります。

「前の会社ではこうでした、こうしていました」(`Δ´)

自信過剰になると

「前の会社ではこうしてあげていました」(*^-^)b

なんて言う社員もいます。

社長に言わせると

「だから何???」( ̄* ̄ )

なんですが、

本人はいたって本気で譲ろうとしません。

「前の会社ではどうしてそうしてたの?」

と聴くと

「そういう決まりだったんです」とか
「そうしてあげないとかわいそうなので」

という答え。

「そうじゃなくて、それによって会社にどういうメリットがあるの?」(-""-;)

と聴くと

「・・・・・」

社長には社長の考えがあり

会社には会社の文化があります。

他社のいいところは取り入れた方がいいでしょうが

社風を変えてまで取り入れる必要はありません。

初めが肝心。

採用初日にきっちり社長の考えを伝えておきましょう!

手を抜いていきなり業務を始めさせるのは

時限爆弾をしかけるようなものですよ((>д<))
10年06月18日 14時13分27秒
Posted by: wada
和田経営労務研究所
特定社会保険労務士
和 田 栄
http://www.jinsouken.jp/


昨日

経営革新セミナー

「女子社員が活躍すれば、キャッシュフローが増える!」

を受講しましたφ(.. )

講師は、マインドックの鈴木栄美子先生ですo(^-^)o
http://www.bestmindoc.com/

先生のコンサルの特徴は、

社員の能力アップに「心理学」を応用していること。

セミナーの中でもこんな話がありました。

人間は状態や解釈の快不快で行動する!

つまり行動パターンは

快楽を求める or 不快を避ける

のどちらかしかないとのこと。


なるほどねー!

状態は

楽しい、気持ちいい、悲しい、痛いなど誰でも同じだけど

解釈は人によって異なりますね。


石切職人の話を聞いたことがあるでしょうか。

石を切っている人に尋ねました。

「あなたは何をしているのですか?」

「見ればわかるだろ!石を切っているんだ!!」

別の人にも尋ねました。

「教会を建てているんです。立派な教会ができますよ!」

また別の人にも尋ねました。

「布教活動です。そのためには教会が必要ですからね!」


いかがでしょうか。

誰が一番いきいきと仕事をしていると思いますか。

やっていることはみな同じ、石を切ること。

でも

最初の人は「不快」に思っていますが

最後の人は「快楽」に感じています。

これは普通の仕事でも同じことがいえます。

たとえば

定着率の悪い会社は例外なく最初の石切職人パターンです(`Δ´)

自分の仕事にやりがいを感じることができず

やらされ感覚で常に上司と衝突しています。

これは

社員が悪いのではなく

その仕事の「意義」を教えていない会社が悪いのです(-""-;)

最初の石切職人は一生不平不満を言いながら暮らすことになるでしょう。

・・・・・。

社長!

あなたの社員がこうなってもいいんですか!!
10年06月11日 14時42分01秒
Posted by: wada
和田経営労務研究所
特定社会保険労務士
和 田 栄
http://www.jinsouken.jp/


以前に

育児・介護雇用安定等助成金
子育て期の短時間勤務支援コース

という助成金の支給条件が担当者さえ理解できない

とブログで書きましたが

ようやく理解できました(‐^▽^‐)

この助成金の支給条件は

21世紀職業財団という厚生労働省の外郭団体の

ホームページで公表しているのですが、

あまりにわかりにくいということで

ホームページを修正することになったそうです。


法律に基づく制度の説明は

はっきりいってわかりにくいものばかり(`Δ´)

これは

法律の性格上、具体的に書ききれない場合が多く

具体的に書き誤解を与えて批判されるくらいなら

わかりにくくても法律どおり書いた方が安全

という役人のご都合主義によるものと思います(-""-;)

例えば

育児・介護休業法の育児の主役は「親」なのですが

親といっても養子縁組をした親でもかまわないので

母親だからといってその子を産んだとはかぎりません。

逆に母親でも養子縁組をしていなければこの法律では

親ではありません。

さらには、その子の親であれば内縁の妻でもかまわないなど

イレギュラーなパターンがたくさんあります。

しかも、同じ法律でもこれが適用されるケースと適用されないケースがあり

さらに

改正前は適用されないけど改正後は適用されるなど

複雑に絡み合ってわけがわからない状態です。

とてもじゃないと具体的になんか書けない

というのが役所の理論なんでしょうね。

でも

そうはいっても無限にあるわけじゃないので

できるだけ具体的に書くべきだと思います。

マトリクスにして○×付ければ済むことです。

もし具体的に書いて漏れがあったりするとたいへん

だから書きたくないというのが本音でしょうが

プロとしての自覚を持って

法律が適用される人の立場に立って

ぜひ取り組んでいただきたいものです( ̄^ ̄)
10年06月03日 09時30分40秒
Posted by: wada
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和田経営労務研究所
特定社会保険労務士
和 田 栄
http://www.jinsouken.jp/


今回も、前回のC子さんからの相談の続きです。

C子:社会保険料って会社も負担しているんですか?
和田:実はそうなんです。
    健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料は、社員のみなさんが給料から
    引かれているのと同じ額を会社が負担しています。
    つまり、実際に払っている保険料は、みなさんが引かれている額の倍なのです。

C子:へーそうなんですか。
和田:あれっ、興味なさそうですね。

C子:だって別にそれでわたしがどうなるわけじゃないでしょ。
和田:そんなことないですよ。
    たしかに健康保険や介護保険は関係ないですが、厚生年金は倍の金額が
    反映されるわけですからお得ですよね。

C子:なるほど。
    年金が増えるのはうれしいですね。

和田:でしょ!
    それから雇用保険も会社負担があるんですよ。
    こちらはみなさんが引かれている保険料の1.5倍くらいを負担しています。

C子:会社負担の方が多いんですね。
和田:そうです。
    さらに労災保険料は全額会社負担です。
    給料からは引かれていないでしょ。
    みなさんは保険料を負担しなくても、仕事中のけがなどの治療費や休業補償
    を受けられるんです。

C子:なるほどねー。
    合わせてどれくらい負担しているんですか?

和田:会社の業種にもよりますが、最低でも給料の16%くらい負担しています。
    10万円当たり1万6,000円くらい負担しているのでけっこうな金額ですね。

C子:そんなにですか。
    知りませんでした。

和田:そうでしょ。
    だから自分の給料分だけ稼いでもらっても会社は赤字なんですよ。
    そこんとこよーく覚えておきましょうね。

C子:・・・・・。
10年06月01日 09時50分31秒
Posted by: wada
和田経営労務研究所
特定社会保険労務士
和 田 栄
http://www.jinsouken.jp/


最近、厚生労働省がおかしい!?

前々回

育児・介護休業法の規定見本の表現が変だ!

と、書きましたが

今度は

助成金の説明が意味不明???

『育児・介護雇用安定等助成金
子育て期の短時間勤務支援コース』

という助成金があります。

育児の短時間勤務を認めると100万円もらえる!

というありがたい助成金です≧(´▽`)≦

でも

案内を何度読んでも意味が分かりません・・・。

仕方なく県の担当者に問い合わせると

これがまたわからない(´д`lll)

調べてもらって回答が来ましたが

その回答もまた意味不明。

仕舞いには

「これでなんとか納得してもらえませんか」

と、担当者から懇願される始末Y(>_<、)Y


「いや、納得できるわけないでしょ!」
「あなたも納得していませんよね」

「いやー、そうですね、まぁ・・・」(;^_^A

担当者ですら理解できないようなものを作る厚生労働省。

いったいどうしちゃったんでしょうか???

役所というところは一般人には理解できない文書を出すところです。

それを我々コンサルタントが翻訳して一般に紹介するわけですが

さすがに今回ばかりは翻訳不可能。

いったい官僚に何が起きているのか(-""-;)
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