健保組合 8割が赤字

・・・4割が保険料を引き上げ・・・

・・・高齢者医療制度へ44%拠出・・・

 

大企業の会社員とその家族が加入する健康保険組合の2011年度決算は、医療費の増加で3489億円の赤字になったことが分かりました。


健康保険組合連合会が13日、12年3月末で存在する1443組合の収支状況をまとめました。

  

赤字は4年連続となり、4割の組合が保険料を引き上げて収入を増やしたにもかかわらず、支出が上回り、12年度の予算も5782億円の赤字で、健保の厳しい財政運営が続いています。

 

赤字組合は1101組合で、全体の8割を占め、これらの組合は積立金を取り崩して、医療費の支払いに充てています。

  

保険料率を上げた組合は571で、過去最高となった一方、支出は4%増となっています。

 

内訳をみると、医療費が2%増、組合員やその家族が減っているのに、医療費の総額と1人当たりの額はそれぞれ過去最高となっています。

 

がん治療などで高額な薬を使ったり、先進的な治療を受けたりする人が増えていることが要因とみられます。

 

高齢者医療制度への拠出金は8%増となり、保険料収入に占める拠出金の割合は44%でした。

 


 

 
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