2009年 5月の記事一覧

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09年05月17日 20時44分33秒
Posted by: osaka
紹介でない、見込みのお客様から質問されるのが、コレ「社会保険労務士の技量・レベルを確認する方法が分かりません。」

実は一番は、「経営者の方が望んでいる社会保険労務士」です。
ただ、これだと、アバウトすぎると言われます。悩まれているケースでは大抵、初めて社会保険労務士をご利用いただくので、何をどう希望すればよいのか分からないらしいのです。

であれば、「目的」に着目するのがベターです。
相談なのか、手続きなのか。
近所が良いのか、距離に関係ないのか。
安い方が良いのか、そうでなくとも良いのか。
個人事務所でよいのか、ゴーイングコンサーンとしての対応ができるのか。

人事・労務管理に関する相談をメインに考えて社労士に依頼しようとする場合は、レベルに悩まれる企業様も少なくありません。

次のような項目は、チェックすべきかと思います。
■家族従業員以外の従業員を雇っているのか。
(言わずもがな。従業員雇用の面倒さを知っているかどうか。)
■事務所が、どこか。
(解雇やメンタル問題が多い最近では、事務所での相談も必要かも。)

そして、知識のレベル。実はチェックできます。

1.過去に貴社で生じた問題をもとに、解答をもらう。それをもとに面談の材料とする。
または、
2.人事労務のQ&A集が多く市販されているので、その中から質問項目を選び質問する。

1.の場合、根拠や理由を聞いて、論理的に納得できれば良いと思います。
できれば、「法律面」「経営面」両面からアドバイスがもらえれば、きっと良い社会保険労務士です。

2.の場合は、模範解答例に近いかどうか。ただし、書籍の模範解答例自体が間違っていることもあります。ですので、理由を掘り下げて尋ねることです。

よく言われる「相性問題」ですが、何のために社会保険労務士に相談顧問を依頼するのか、です。
相性は、無視できませんが、必要以上に重視すると、折角の社労士顧問の意義が無くなってしまうかも知れません。


ご参考にしていただければ幸いです。


大阪社労士事務所
地下鉄阿波座駅・本町駅、京阪中之島駅
09年05月02日 15時39分47秒
Posted by: osaka
最近、時間外労働の削減について相談を受けることが多くなっています。(経済危機や景気低迷は関係ありません)

時間外労働につながってしまうのは、結論的には、「経営者の考え方」「従業員の意識」であり、よく言われる「業務のやり方・処理手法」は、その後に位置する理由です。

ただ、実際に相談を受けると、「業務のやり方・処理手法」から入らざるを得ません。「考え方・意識」は、すぐに変えることが非常に困難だからです。社会保険労務士でも、時間外の削減コンサルをするんです。

そして、「制度の見直し」、通常の社会保険労務士はこちらから入りますが、制度の見直しで時短や時間外労働が少なくなるわけではなく、表面上数字の上では、削減できるようになります。もちろん、コンプライアンスや不利益変更をクリアした上で、です。

「今の業務のやり方」を見直していただくだけで、時間外労働は削減できるんですが、時間外労働の多い従業員さんほど、抵抗されます。事実上サービス残業になっている職場でさえ、抵抗するんです。

今は、ひたすら「健康面」を強調して、関係者の方にご協力を願っています。
「時間外をしないよう、頑張れ」では、変わりません。
なぜ、時間外労働の削減が必要か、そちらが重要です。

体力的な健康面、メンタルの健康面、これが比較的効果的な説明材料です。


大阪社労士事務所
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