スタッフAです。

少し肌寒い朝ですが、気持ちがいいですね!!
もう10月も終わりだというのに昼間は暑いので、
自称“プチ更年期”の私はまだ半袖をしまっていません。


さて本日のタイトル、日本年金機構のHPに
「アニュアルレポート(年次報告)2010」が
掲載されているのを発見しました。

「アニュアルレポート」とは、
2010年度の日本年金機構の取組とその結果を報告したものです。
128ページにわたって、かなり充実した内容になっています。
中でも特集記事は読みごたえがありました。
「東日本大震災」「国民年金50年の歩み」
「ライフステージと年金」の3つの特集があったのですが、
「ライフステージと年金」では、
親子3人の人生の節目での年金との関係が
分かりやすく紹介してあります。
イラストも交えてあるので「あまり年金のことは分からない」
といった方にも興味を持って見ていただけるのではないでしょうか。


また、「トップインタビュー」として2人の大学生が
日本年金機構の理事長にインタビュー形式で対談していて、

「20歳になるとある日突然書類がいっぱい届くのですが、
全部読んで理解するのは結構大変ですね。
なんだか面倒くさいな、というのが率直な印象でした。」

と、年金について若者を代表した意見を理事長にぶつけていて
面白い内容でした。


日本年金機構は平成22年に公的年金制度および
公的年金事業に対する国民への信頼を回復することを
目的に設立されました。
このレポートには組織体制や役員紹介も載っていて
かなりオープンになっています。


以下、日本年金機構HPです。

http://www.nenkin.go.jp/disclosure/pdf/annual/2010nenkin_all.pdf

すべてを読むのは大変ですが、
概要版を見ただけでも「お客様満足」に向けての
意気込みが伝わります。

(概要版)
http://www.nenkin.go.jp/disclosure/pdf/annual/2010nenkinGaiyo.pdf


年金の支給開始年齢引き上げも先送りになるなど、
先の見えない試行錯誤が続いています。
テレビで年金に関するアンケートの結果を放送していましたが、
半数以上が「年金をあてにしていない」という結果でした。
では年金以外に何か策を考えているか、という質問には
「貯金」「企業年金」「投資」という回答の他に
「何もしていない」が3割ほどを占めていて、
「年金制度には不信感が募っているが、自分でも何もしようがない」
といった現状が浮かび上がっているようでした。

とはいっても年金制度が破たんしても困ります。
年金制度の問題点ばかりがクローズアップされていますが、
「アニュアルレポート」は分かりやすく書いてあるので、
見て頂くと少し考え方も変わるかも…。

年金制度改革、今後も迷走が続きそうですが、
自分たちに直結する問題ですし今後も動向が気になります…。


オフィス石野のHPはコチラ ⇒ http://www.of-i.jp/