和田経営労務研究所
特定社会保険労務士
和 田 栄
http://www.jinsouken.jp/


前回のブログで
休憩時間のフレックス制について書きましたが、
この件について労働基準監督官の意見を聴いてみました。

監督官の考えとしては「あまりよろしくない」とのことです(-""-;)

理由は、
「社員が休憩を1時間とれないかもしれない」
とのことでした。

正午~午後1時というように一斉に休憩に入るのであれば
1時間とれないということはないけれど、
各自がバラバラにというと誰がどれだけとっているのか
わからなくなってしまう。

そうすると、
1時間とれないで我慢する社員も出る可能性がある。

法律違反ではないけれど、
「やっていいですか」と聞かれれば「いいとは言えない」

要するに、休憩フレックス制には反対!ということです(-_-メ

どうですか?

労働基準監督署というところは、
職業柄「会社性悪説」に立っているので仕方ないにしても、
ここまで言いますかね(`ε´)

サトーという会社もそうですが、
これってたいてい社員からの要望なんですよ。

しかも、会社が一方的にできるわけではなく、
社員代表との協定を結ばなければならないんです。

そもそも、お店なんて昼休みも開いているので
最初から休憩フレックス制です。

法律も明確に認めているので、労使協定もいりません。

お店は休憩1時間とれない可能性があっても
仕方ないってことですかね?

もし、社員から要望があって取り入れようとしたら
監督官に「ノー」と言われてあきらめたなんてことがあったら
問題だと思います((o(-゛-;)

実際、私が聞いたときも
最初は「できない」とはっきり言いましたからね(`Δ´)