年金会計の新基準 1年先送り 

 

・・・新たな退職給付会計基準の強制適用時期を延期・・・

 

 

日本の会計基準作りを担う企業会計基準委員会(ASBJ)は、年金積み立て不足を負債に計上することを定めた新たな退職給付会計基準の強制適用時期を延期することを決めました。

 

 

12年3月期末としていましたが1年先送りする見通しとなりました。

 

 

昨年の公開草案公表後に企業の異論が相次ぎ、現在も適用範囲や方法を巡る議論が継続しています。

 

 

こうした調整に時間がかかるほか、企業の実務負担が大きいことにも配慮し、適用時期を見直すことにしました。

 

 

企業からは一括して積み立て不足を負債に計上すると、配当の原資を計算する単体決算書の自己資本が目減りし、利益配分の判断に影響するとの懸念が寄せられていました。

 

 

ASBJ内では、積み立て不足を一括して負債計上するとしていた公開草案の一部を手直しし、

 

(1)負債計上に一定の猶予期間を置く

 

(2)配当原資を定める単独決算書では当面、負債計上しない

 

――という2案を軸に調整しています。

 

 

 

 

 

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