トヨタ 再雇用 勤務時間半分に

・・・生産部門 来春試行「ハーフタイム勤務」・・・

 
 

トヨタ自動車が60歳の定年後の再雇用制度として、工場の生産部門で労働時間を半分に短縮する「ハーフタイム勤務」の活用を検討していることが22日、分かりました。

 

来年4月から試行する方針で、高年齢者が働きやすい環境を整え、雇用を維持するとしていますが、円高など収益状況は厳しく、給与水準引き下げに伴う人件費の削減も念頭にあるとみられます。

 

希望者全員の65歳までの雇用確保を企業に義務付ける改正高年齢者雇用安定法が成立し、産業界では高年齢者の雇用増加に向けた体制整備が急務となっています。

 

ハーフタイム勤務の制度は現在もありますが、設計など間接部門にいるごく少数の社員が利用するだけでした。

 

今回は生産部門で広く活用を促すため、1日の所定労働時間を現行のままとして月当たりの勤務日数を半分とする形態と、1日の労働時間を半分にして週5日勤務とする形態の2種類を用意し、フルタイム勤務の再雇用も継続するとしています。

 

給与は現在、フルタイムで退職時の半分程度ですが、ハーフタイム勤務ではさらに減るとみられます。

 

 

 
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