顧問先が社会保険に加入して1年になるので、日本年金機構の実態調査を受けました。元々は年末に実施を打診されていましたが、会社の年末は忙しくてとても資料を整えることができないとして年明けまで延期してもらっていたもの。
 労働者名簿、賃金台帳、出勤簿、雇用契約書等を準備して調査に臨みました。被保険者の資格取得や標準報酬月額等は問題はありませんでした。担当者が給料明細を詳細に見てくださり、なんと一部の人の保険料を決められている額よりも多く控除していることが見つかりました。基本給を上げた社員に対して、会社の担当者が気を利かせて保険料を計算しなおしてしまったために起きたミスでした。
 多く控除した額は、多い人で3ヶ月間で7000円余。次の給料支払い時に清算することを顧問先に要請しておきました。
 それにしても、給与計算を受託していない社労士は、控除額までを月々把握していません。社員のことを考えれば間違えは防がなくてはならないところ。課題を残したところでした。

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