スタッフAです。


早いもので、もう12月も10日を過ぎ、
寒さが身に沁みますね…。


さて少し前になりますが、
所属する県の社労士会のフォーラムがあり、
医療機関の現況を聞く機会がありました。

急速に進む高齢化に伴い、かつての「病院完結型」から、
患者の住み慣れた地域や自宅での生活のための医療、
地域全体で治し支える「地域完結型」医療に変わらざるを得ない。
しかし医療システムはまだ整っておらず、
問題・課題が山積しているそうです。

急性期から亜急性期、回復期等まで患者が状態に見合った
病床でその状態にふさわしい医療を受けることができるよう
急性期医療を中心に人的・物的資源を集中投入し、
入院期間を減らして早期の家庭復帰・社会復帰を実現するとともに、
受け皿となる地域病床や在宅医療・在宅介護を充実させていく必要が
あるとのこと…。

実際の現場の声として、看護師さんから
「介護士の方を雇用して下さい。」という要望が出ている、
というお話がありました。
というのも、高齢の患者さんが夜に徘徊することがあり、
それを見てくれる人がいないと、
本来の職務に支障が出るからだそうです


また先日の日本経済新聞に、
「国土交通省は来年から病院や介護施設の建て替えや
新設を促す規制緩和に乗り出す。
地方自治体が医療・福祉施設の大きさを制限する
容積率を緩和することを認め、
高齢者向けのマンション併設型の病院などの建設を容易にし、
在宅で医療、看護、介護サービスを受けられる体制を整える。」
という記事が載っていました。


国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、
2040 年には65 歳以上人口が40%以上を占める自治体が
半数近くになるそう。高齢化社会に対応した街づくりが急務です。


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