スタッフAです。

9月に入り子供の学校も始まって、
ようやく通常の生活が戻ってきた、という感じです。
まだまだ残暑が厳しいこの季節、
エアコンのない蒸し暑い学校で過ごさなければならない
子供たちの体調が心配です…。


さて、3月に健康保険料率の改正がありましたが、
毎年この時期は「厚生年金保険料率」が変更されます。
また定時決定により毎年4・5・6月に実際に受けた報酬にあわせて
標準報酬月額が決定されます。

「厚生年金保険料率」は
 “0.354%” アップして、以下の通りです。

【 H23年度…16.412% → H24年度…16.766% 】

以下、日本年金機構のHPです。
http://www.nenkin.go.jp/n/www/share/pdf/existing/main/employer/pdf_2011/ryogaku_23_09_01-03.pdf

この新しい保険料率と標準報酬月額に基づき、
9月分(10月納付分)から保険料の計算がされます。
社会保険料の控除が“翌月控除”の会社であれば、
10月支給分から保険料が変更されますので、
控除された社会保険料の額を確認してみてくださいね。


さて先月末、急速な高齢化に対応し、
高年齢者が意欲と能力に応じて
働き続けられるようにすることを目的とした
「改正高年齢者雇用安定法」が成立しました。
来年(2013年)4月から厚生年金の受給開始年齢が
引き上げられるのに対応し、定年後に年金も給料も
受け取れない人が増えるのを防ぐ狙い。

一方で、今春大学を卒業した約56万人のうち
6%にあたる約33,000人が進学も就職の準備もしていない、
ということが文部科学省の調査で分かった、という記事が
日本経済新聞に載っていました。
また、就職できても契約社員や派遣社員など
非正規社員ということでは、
“将来、結婚や子供を育てることが考えられない”
という若者の声もよく聞かれます。


元気な高齢者の方が働くのはとても良いことだと思いますが、
これからの日本を担う今の若者の不安定な雇用状況が続くのは
とても深刻な問題です。
若い世代の就業の場を広げつつ、高齢者にも活躍の場を確保する。
両方を進めるのは難しいと思いますが、
将来を考えると避けては通れない問題です…。


オフィス石野のHPはコチラ ⇒ http://www.of-i.jp/