2010年 11月の記事一覧

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10年11月29日 12時06分09秒
Posted by: kunibon
 先日、年金事務所の年金相談にこんな方が訪れました。

 その方は、遺族年金を受給中の方で、ご主人の年金記録が届いたので・・と言って来られたのです。

 記録を見ながら、この表の見方を説明していたのですが、『ご主人の記録に間違いはないですか?』と聞いたところ、
以前の回答で、戦前にお勤めの記録が有り、会社からもご主人が勤められていて、その保険料も納めている、という回答が有ったのですが、年金事務所からは『海外勤務で有り、どの年金事務所にいくら納めたかの記録がないから、認められない」と云う返事が有ったそうです。

 会社が在職証明をして、保険料も納めた、と回答しているのにも拘らず、自分のところに記録がないから認めない・・・。

 何か如何にも役所的な回答ですよね。

 宙に浮いた年金記録・・消えた年金記録・・

 そう言ったものをなくすため、調べているのかと思ったら、違うのですね。

 ご本人さんは、役所の言葉より、私が言ってる事の方が理屈が通ると思うのですが・・と仰っていました。

 まさにその通りだったので、第三者委員会への申し立てを薦めました。

 勿論、もしかして、私が訊いた事と本人の言葉に違いがあるかもしれません。役所も正当な理由で却下したのかもしれません・・・。

 でも、常々思う事は、却下の書き方です。

 「記録は有りませんでした・・。」この一文で終わっているのです。どれだけのことをやって、なぜ記録が見つからなかったのか?『残念ながら』の言葉もない一文は、人情味がないですよね。自分の記録が何故消えたのか?を知りたいがために回答書を出した方に、貰って納得できる文章を考える・・。これも役所の仕事だと思うのですが。

  いつも不思議に思うのですが、今年金相談に来ている事務所の人たちは、とても親切で窓口対応や電話応対もとても優しいです。その人たちも、本部のそういった回答をお客様から見せられて、返事に困っている様子をみると、以前の自分の職場もそうでしたが、現場の事がさっぱり分からない人たちが、結局一番偉い所にいるんだなぁ~と思ってしまう。

あの有名なセリフ『事件は会議室で起きてるんじゃない・・。』を思い出しちゃいます。
CS(顧客満足)が叫ばれて久しいですが、掛け声だけに終わらないでほしい・・と思いながら、今日も年金相談の窓口にいます。


10年11月18日 14時32分44秒
Posted by: kunibon
 似顔絵のついた名刺って貰ったこと有りますか?

 
 名刺は、個人事業主である社労士にとっては大事なアイテムですよね。

 まあ、沢山配るならシンプルなものが良い、と言われているのですが、あんまりシンプルすぎると記憶に残らないし、ゴテゴテト書きすぎるとあなたの専門は何ですか?と突っ込まれそうだし・・・、困りますよね。


 で、知り合いの社労士さんがとっても素敵な名刺を持っていて、同じように作ってみようとしたのが、”似顔絵付きの名刺”。

 まあ、自分の顔を鏡で覗き込んでもお世辞にも"いい男"とは言えなく、前に"ドウデモ”ならを付ければいい男と言ってくれるだろうけど・・。

 と言う訳で、多少修正が訊く似顔絵名刺にしました。

 確かに、とっても融通がきいて、最初の校正の時に『似てるけど目がないですねエ~』と言ったら、次の校正では、「目有りバージョン」も作ってくれて、笑うときっと目が無くなるんだろうなあ~と思いながら、『目有りでお願いします。』と言ってしまった。(笑)


 作ってくれたのは『似顔絵倶楽部』の中村さんです。興味のある方は、『似顔絵倶楽部』で検索してみてください。null
10年11月18日 14時15分14秒
Posted by: kunibon
 退職届って出したこと有りますか?

 皆さんも一度や二度は経験ありますよね。

 でも普通、会社を辞める時って引き継ぎがあったり、私物を持ってきたり会社に返すものがあり、手続きで署名することがあったりで、大概の場合は自分でしますよね。

 今回、メール相談で退職届出の代行って出来ますか?って相談が入ったのです。
 社労士には、倫理規定が有って、正当な理由がなければ依頼を断っていけない、と言われていますから、就業規則や労働契約等に抵触しなければ・・・と言って、取りあえず事務所に来ていただきました。

 会ってみると、とっても”普通”な方で、“何故?”と言う疑問が一杯湧きましたが、まあ、取りあえずお引き受けして会社に行きました。

 本人との会話や会社での内容は、守秘義務に属する内容と思いますから、ここでは書きませんが、でもびっくりしました。


 普通、諸手続きの代行って言うと会社が依頼人なんだけど・・・。

 でも今回のは代行って言うより只の「使者」かな?

 今回の教訓。
 もっと就業規則の認知度を上げて、退職届は自分で出すようにしよう。

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